筆者は共通テスト2年度を受けた現役受験生でしたが、12月の直前模試では、431点と目標の6割には100点ほど足りていない受験生でした。それが本番では志望校換算で538点を記録し見事目標点に到達いたしました。模試後にどのように行動したのかを紹介いたしますので少しでもこれから受ける受験生の参考になれば幸いです。
模試の点数に一喜一憂するな
まず、最初に言えるのが模試の結果で一喜一憂している人はいい点数が取れない傾向にあるということです。模試の結果を、完全に無視していいかといえばそうではありませんが、受けるのは共通テストであって模試ではありません。本番相性がいい問題が出て最高得点を出すかもしれませんし最低得点を出すかもしれません。直前模試ではB判定だけど本番失敗した例は山ほどありますし、E判定から合格した例もあります。いい判定に満足している人は普段解けている問題が解けなかったときに、「こんなはずじゃなかった」とテスト中に焦り、悪影響が出かねません。また、E判定だからと言ってあきらめるには、早すぎるため最後までがんばりきりましょう。
苦手を潰す
全体でどの程度を目指すにも共通して苦手科目を主に勉強するようにしましょう。8割のものを9割にするのは莫大な時間がかかります。なので6~7割に到達していない科目を中心にやりましょう。
当たり前のことですが6~7割程度に到達していない教科はまず基礎ができていません。周りに合わせて応用などやっても、中途半端な理解しかできません。また、共通テストの問題は教科書レベルなので、今までの模試などから自己分析し自分が何ができないのを把握し埋めていきましょう。毎日、今日はこの分野を頑張るなど分野別にやると効果的です。
2日で全科目に触れる
共通テスト直前に1科目に集中しすぎると他の取れていた科目を落としてしまい本番で失敗してしまう可能性が上がってしまいます。
特に国語や英語は2日以上開けてしまうと問題を解く感覚のようなものを忘れてしまいます。暗記科目ではないため、その影響で30点ほど点数が落ちてしまうことは多々あります。これまでに築き上げてきた実力を発揮するためにも2日で全科目触れましょう。
隙間時間を使う
隙間時間(10~20分)程度の時間は暗記物を覚えるのに適しています。英単語や古典単語などは、1時間ぶっ続けで覚えるよりも少ない時間で集中して勉強したほうが頭に入りやすいです。また、まとまった時間を他の教科に回すためにも隙間時間を利用しましょう。

年末行事は半日だけゆっくりする
当然、年末行事で勉強を休まないほうがいいです。しかし、ここまで頑張ってきた受験生が少しも休まず勉強し続けることは、強い意志がない限り無理です。また、根詰めすぎるのも却って体調不良や集中力の低下に繋がりかねません。
そこで、オススメしているのが半日休むことです。1日休むと勉強のスイッチが切れて勉強に戻れなくなる可能性があるため半日がおすすめです。特にオススメしているのは、受験勉強を頑張っている友達と初日の出を見に行くことです。リフレッシュにもなりますし、何より同じことを頑張る人の存在はやる気にも繋がるためオススメです。
最後の1秒まで諦めない
受験勉強を始めるのが遅れた方によく言えることですが受験生の12月から受験期までの期間は今までで一番点数が伸びる可能性を秘めている期間です。英語などは、勉強し始めてから6カ月で成果が出ると言われています。今、思うような点数が取れていなくてもあと少し頑張れば目標に届くところまで来ているかもしれません。筆者も共通テスト予想問題などで各教科点数が伸び始めたのがこの時期です。今まで、頑張ってきた成果を発揮するためにも最後に諦めることなく走り切ってください。
最後に
模試でいい点数が取れなかったとしても、たまたま相性が良くなかっただけで本番いい点数が取れるかもしれません。終わった後に「最後の1カ月くらい頑張っておけばよかった」と、一生後悔する前に「出来るだけのことはやった」言い切れるほどにあと少しの受験勉強を頑張り切ってください。
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